ついに、この日がやってきました。
長かった受験も、今日ですべての結果が分かります。
その日は、担任の先生も一緒に合格発表へ来てくださいました。
先生も自分のことのように気にかけてくださり、一緒に見届けてくださることが本当に心強かったです。
合格発表の時間は15時。
私たちは10分ほど前に学校へ到着し、昇降口の前で待っていました。
待っている間は時計ばかり見ていて、時間がなかなか進まないように感じました。
受験当日とはまた違った緊張感がありました。
「もし番号がなかったら、息子はどんな気持ちになるだろう。」
「私はどんな言葉をかければいいのだろう。」
そんなことばかり考えていました。
自分の合格発表の時よりも緊張していたと思います。
その時、ふと「私の親も、こんな気持ちで発表を待っていてくれたんだな」と感じました。
親になって初めて分かる気持ちでした。
そして15時。
合格者の受験番号が書かれた掲示が貼り出されました。
人が一斉に掲示板へ向かいます。
私も急いで番号を探そうとしましたが、その前に担任の先生が、
「あった!」
と大きな声で教えてくださいました。
その言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。
私たちも急いで掲示板を見ると、確かに息子の受験番号がありました。
「合格したんだ。」
そう実感した瞬間、それまでの緊張が一気にほどけました。
先生と一緒に喜び合い、本当にうれしかったです。
ところが、当の本人である息子はというと、意外にもきょとんとした表情。
あまり実感が湧いていなかったのか、落ち着いた様子でした。
そんな息子を見て、担任の先生が笑顔で、
「もっと喜んでいいんだよ!」
と声をかけてくださったことを、今でもよく覚えています。
掲示された合格者の番号は飛び飛びでした。
その光景を見て、改めて倍率の高さと、合格することの難しさを実感しました。
家に帰ってからは、お世話になった方々へ合格の報告をしました。
息子が合格できたのは、決して本人の力だけではありません。
担任の先生をはじめ、国語や数学の先生、支援学級の先生方、面接指導をしてくださった先生方。
放課後等デイサービスの先生方も、受験勉強を一緒に支えてくださいました。
さらに、小学生の頃にお世話になった、ことばの教室の先生や通級の先生、公文の先生。
振り返ると、本当にたくさんの方々に支えられてここまで来ることができました。
そして何より、最後まであきらめずに努力を続けた息子を誇りに思いました。
受験勉強は決して楽な道のりではありませんでした。
思うように点数が伸びず悩んだ日もありました。
教育相談で不安になったこともありました。
それでも、一歩ずつ前へ進み続けた結果が、この「合格」だったのだと思います。
この経験を通して、受験は結果だけではなく、その過程で大きく成長できるものだと感じました。
これから受験を迎えるご家庭も、不安な日々が続くと思います。
でも、お子さんを信じて、一歩ずつ前に進んでください。
きっと、その努力はお子さんの大きな力になります。
最後になりますが、息子を支えてくださったすべての先生方、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
心から感謝しています。

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