高等支援学校の願書提出の締め切りが迫っていました。
それでも、私たちはなかなか1校に絞ることができずにいました。
そんな時、願書提出前に候補の2校とも、それぞれ違う日に学園祭が開催されることを知りました。
「両方の学園祭に参加してから決めよう」
そう考え、家族で参加することにしました。
最初に参加したのは、その時点で第一希望だった学校です。
学園祭では、学年ごとのステージ発表が行われ、その後に生徒たちが作った作物や木工品、クッキーなどの販売がありました。
ステージ発表は本当に素晴らしく、「やっぱりこの学校がいいかな」と思いました。
しかし、販売会では先生と一緒に販売や会計をしている様子が中心で、私の中ではあまり印象に残りませんでした。
次に参加したのは、最後まで悩んでいたもう1校です。
学校に入ると、活気にあふれた雰囲気に驚きました。
普通の高校の文化祭のように、出店や催し物がたくさんあり、生徒たちが中心となって運営していました。
タイピングゲームやクイズなど、生徒たちが一生懸命考えた企画が並び、とても楽しかったです。
保護者の方も一緒に参加し、先生・生徒・保護者が自然に交流している姿を見て、とても温かい雰囲気を感じました。
その時、私は「この学校がいい」と心から思いました。
生徒が主体となって学園祭を作り上げる姿。
先生と生徒の距離の近さ。
そして、保護者同士も笑顔で交流している様子。
それは、私が息子に通ってほしいと思っていた学校そのものでした。
息子も同じ気持ちだったようです。
「この学校に入って、僕も学園祭でみんなを楽しませたい」
そう話してくれました。
親子で考えが一致し、その瞬間、迷いはなくなりました。
私たちには、厳しさだけではなく、安心して楽しく成長できる学校の方が合っていると感じたのです。
願書提出の締め切りまで、あと1週間。
ようやく納得して志望校を決めることができました。
今振り返っても、学園祭に参加して本当に良かったと思います。
オープンキャンパスや学校説明会では分からなかった、生徒たちの自然な表情や学校の雰囲気を見ることができたからです。
学校選びで迷っている方がいたら、学園祭が公開されているのであれば、ぜひ参加してみることをおすすめします。
きっと、その学校の本当の魅力が見えてくると思います。

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